スポットコンサルティング(単発セッション)は、特定の意思決定に際して外部の視点が必要なときに有効な手段です。しかし、準備なしに臨むと、2時間の大半が状況説明で終わってしまいます。セッションから最大の価値を引き出すために、依頼前にやっておくべきことを整理します。

「何を決めたいか」を一文で書く

スポットセッションの前に、「このセッションの終わりに何が決まっていれば成功か」を一文で書いてみてください。「新規事業に参入すべきかどうかを判断したい」「採用基準を見直すかどうかを決めたい」という形です。この一文が書けない場合、セッションの目的が曖昧なままです。目的が曖昧なセッションは、有益な対話にはなりにくい。

現状のデータを三点用意する

財務データ、組織図、直近の会議資料のうち、共有できるものを三点用意してください。すべてが必要なわけではありませんが、何もない状態よりも、一点でも具体的な資料があると、対話の質が上がります。守秘義務の観点から共有が難しい場合は、数値を伏せた形でも構いません。構造が見えれば十分です。

「答えを出してもらう」という期待を手放す

スポットセッションで最も多い誤解は、「コンサルタントが答えを出してくれる」という期待です。2時間で状況を把握し、最適解を提示することは、ほとんどの場合不可能です。スポットセッションの価値は、「問いの質を上げること」にあります。セッションの後に、自分の中で何かが整理されている。その状態を目指してください。

準備に30分かけるだけで、2時間のセッションの密度は大きく変わります。Pine Vaultpathのスポットセッションでは、事前にアジェンダをご共有いただくことを標準としています。初回相談(無料)とは別に、単発での利用も随時受け付けています。