「で、これを誰が実行するんですか」という問いに答えられなかった。
Pine Vaultpathは2017年、東京・神田に設立されました。創業者の桐島 誠一、大手総合コンサルティングファームで11年間、主に製造業と医療機関の経営改革プロジェクトを担当した後、独立を決意しました。きっかけは、あるプロジェクトの最終報告書を納品した翌週、クライアントの担当役員から「で、これを誰が実行するんですか」と問われたことです。その問いに即答できなかった自分への違和感が、今の事務所の形を決めました。
設立当初は製造業の生産管理改善を中心に受託していましたが、2019年以降、医療・介護領域のクライアントが増え始め、2021年にはSaaS企業の事業再構築を複数手がけました。業種を絞らない方針は意図的なものです。一つの業界の論理に慣れすぎると、問いの角度が鈍くなる。異なる文脈を行き来することで、「この業界では当たり前」とされていることへの問いを保ち続けられると考えています。現在は常時3〜5社のクライアントと継続的な関与を維持しています。
桐島 誠一、大手総合コンサルティングファームに11年間在籍し、製造業の生産管理改革および医療機関の経営効率化プロジェクトを主導した後、2017年にPine Vaultpathを設立した。早稲田大学商学部卒業後、同大学院でMBAを取得。ファーム在籍中は東京・大阪・名古屋の三拠点を行き来しながら、年間4〜6件のプロジェクトを担当した。独立後は受託件数を意図的に絞り、一社一社との関与密度を高める方針を貫いている。週末は長野県の山中でトレイルランニングをする習慣があり、「問題の輪郭は、歩いているときに見えてくる」が口癖である。